台湾の風景が好きすぎて移住を決めた話

台湾の風景が好きすぎて移住を決めた話

どうして台湾で暮らしているのか、時々聞かれて自分でも不思議に思いますが
一番の理由は「この風景の中にいたいな」と思うからなんだと思います。

わたしにとって魅力的な台湾の風景とは

初めて台湾へ旅行に来たとき、一番魅力を感じたのは小籠包でもマンゴーのかき氷でもなく「台湾の風景」でした。
コンビニや新しいお店や百貨店、高いビルなんかがありつつもそのすぐそばに露店や市場や古い建物(老房子)、古跡やお寺がある。

古いものと新しいものが混在するときに生まれる独特の魅力ある風景。

古いものが古いまま美しく残っているその姿を見て、その時はっきりと「ああこの風景の中にいたい、いつかここで暮らしてみたい」と感じたことを今でも覚えています。 そのあとどうしてもその風景の感触が忘れられず、30歳を目前にこのタイミングでしか海外になんて移住できない!と思い、退職して台湾にやって来ました。住み始めてもうすぐ2年になろうとしていますが、いまでも台湾の風景は本当に面白くて魅力的です。

パシフィック・リムと台湾に通じる感覚「ゴシック・テック」

わたしはギレルモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」という映画がめちゃくちゃ好きなのですが、監督がこの映画の雰囲気 ”どこかサビついた、古めかしいものと現在の技術を組み合わせたときに生まれる雰囲気” を形容するときに使った「ゴシック・テック」という形容がまさに台湾にも当てはまるように思います。そこがすごく好きです。
(スタジオジブリ映画、風の谷のナウシカや天空の城ラピュタなんかもそうかなと思います(好きです))



▼好きすぎて50回ぐらい観ました(DVD特典の監督の解説付きで観るのが超おすすめです) ▼サントラも超かっこいい

日本は確かに清潔で美しいそして整った国だなぁとおもうのですが、わたしはどうしても台湾のこのどこか古めかしくさびついた、なつかしい現代にいるような不思議な風景に居心地の良さを感じてしまいます。

昔の日本の痕跡があちこちに残る台湾

また台湾は街のあちこちに日本統治時代に建てられた木造家屋や近代建築が残っており、昔の日本の痕跡をありありと見ることができます。それは本当に来てみてびっくりしました。
日本では見る機会が少なくなって来た石造りの建物やレンガ造りの建物が台湾にはまだまだたくさん残っています。

そして最近ではその建物をうまくリノベーションしてカフェや素敵なお店にしているので、これは台湾でしか生まれない独特の魅力ある風景だなと思います。

台北市内中心部は特に日本のお店もたくさん進出してきて「ん?ここは日本か?」と思うこともあるのですがあまり日本や韓国化せず「台湾らしい」良さのある風景を残しつつ時代が進んで欲しいなと、ひっそり願っています。

きょうの老房子

このブログでも超超個人的な趣味ですが「きょうの老房子」と題して台湾の魅力ある風景を紹介していきたいと思います!ラブ老房子。